PR-169 AI経由で来た人が、他の流入経路の人と行動が違うのか比較したことがない——AI経由訪問者とそれ以外の行動データを比較分析する方法
こんな悩みはありませんか?
GA4のチャネルグループにAI流入のルールを設定し、AIチャネルのセッション数は追えるようになった。しかし、その訪問者が実際にどう行動しているのか——エンゲージメント率は高いのか、コンバージョンにつながっているのか——を、他のチャネルと比べたことがない、という段階で止まっていませんか。
この記事でできるようになること
参照元/メディア別に、エンゲージメント率・平均エンゲージメント時間・コンバージョン数を比較する表を作り、AI経由の訪問者と他チャネルの訪問者の行動の違いを整理できるようになります。
使うプロンプト
入力に必要な素材
- GA4の探索(自由形式)レポートからエクスポートしたデータ。列例: セッションの参照元/メディア, セッション数, エンゲージメント率, 平均エンゲージメント時間, コンバージョン数
あなたはGA4の流入経路別行動データの分析担当です。以下のデータをもとに、AI経由の訪問者と他チャネルの訪問者の行動の違いを分析してください。
# 事前確認
データが空欄の場合、または「AIチャネルとして扱ってほしい参照元/メディア」が未記載の場合は、分析を進めず不足項目を指摘してください。列名が例と異なる場合(例: 「セッションのデフォルトチャネルグループ」等)は、対応関係を確認してから分析してください。
# データ
【セッションの参照元/メディア・セッション数・エンゲージメント率・平均エンゲージメント時間・コンバージョン数の列を持つCSVを貼り付け】
# AIチャネルとして扱ってほしい参照元/メディア
【例: chatgpt.com / referral、perplexity.ai / referral、AI Assistant(チャネルグループ名)など、自社の設定に合わせて記載】
# 分析してほしいこと
1. AIチャネルとそれ以外の主要チャネル(Organic Search・Direct・Referral等)それぞれについて、セッション数・エンゲージメント率・平均エンゲージメント時間・コンバージョン率(コンバージョン数÷セッション数)を一覧表にする
2. AIチャネルの数値が、他チャネルの平均と比べて高いか低いかを整理する
3. AIチャネルのセッション数が少ない場合、その旨を明記し「参考値として扱うべき」と注記する
4. どのチャネルグループにも当てはまらない参照元/メディアがあれば、件数と内容を別途報告する
5. 貼り付けたデータの合計セッション数と、表に整理した各チャネルのセッション数の合計が一致するかを確認する
数値を推測で補完せず、貼り付けられたデータの範囲内でのみ分析してください。
# 出力形式
- チャネル別集計表: チャネル|セッション数|エンゲージメント率|平均エンゲージメント時間|コンバージョン率
- AIチャネルと他チャネル平均との比較コメント
- 検算結果: 合計セッション数(元データ)|チャネル別合計(表)|一致確認実行手順
- GA4の探索(自由形式)レポートで、ディメンションに「セッションの参照元 / メディア」、指標に「セッション数」「エンゲージメント率」「平均エンゲージメント時間」「コンバージョン数」を追加する
- 自社で設定しているAIチャネル(正規表現ルールまたは既定のAI Assistantチャネル)を含む行と、その他の主要チャネルの行をCSV形式でコピーする
- プロンプトの【】へ貼り付けて実行する
- AIが出した「チャネル別セッション数の合計」が、元データの合計セッション数と一致するか検算する
- 差が大きい指標があれば、どのランディングページが影響しているかなど、次の分析(セグメント別の切り分け等)で深掘りする
結果の読み解き方
- AIチャネルのセッション数がまだ少ない時期は、比較結果の信頼性が低くなります。数字が安定してくるまでは参考程度に扱ってください。
- エンゲージメント率が高くてもコンバージョンにつながっていない場合、AIが紹介している文脈と実際の訪問目的にズレがある可能性があります。
- 差が出ていても、それがAI経由の訪問者に固有の傾向なのか、たまたまその期間のランディングページ構成の違いによるものかは、ランディングページの次元も重ねて確認しないと判断できません。
注意点
- GA4の標準レポート・探索レポートの数値は基本的に集計値であり、個人を特定する情報は含まれません。ただしユーザーIDや顧客リストと突き合わせる形で分析する場合は、突き合わせ用データを事前に匿名化・仮名化してから渡してください。
- リファラー情報が送信されないなどの理由で、AI経由の訪問の一部はDirectやReferralに埋もれたまま計測されません。ここで比較しているのは「AIチャネルとして識別できた分」に限られる前提を忘れないでください。
- AIチャネルのセッション数が極端に少ない月を比較対象に含めると、結論が偏る場合があります。自社なりの最低件数の目安を決めておくと安全です。
関連レッスン・関連パターン
- レッスン V-C3 探索レポートを活用する・V-C2 GA4でAI流入セグメントを作成する
- 関連パターン: PR-092 ダークトラフィックの中のAI経由分を推定する方法(AI経由かどうかを識別する入口段階)・PR-174 データをセグメント別に切り分けて分析する方法
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. AIチャネル経由の訪問の一部は、リファラー情報が送信されないなどの理由でDirectやReferralに埋もれたまま計測されることがある。
本文の通り、リファラー情報が送信されない等の理由で一部の訪問はDirectやReferralに埋もれたまま計測されます。
Q2. AIチャネルのセッション数がまだ少ない時期に、比較結果をどう扱うべきとされているか
AIチャネルのセッション数がまだ少ない時期は比較結果の信頼性が低くなるため、参考程度に扱うべきとされています。
Q3. エンゲージメント率が高いのにコンバージョンにつながっていない場合、考えられる要因はどれか
エンゲージメント率が高くてもコンバージョンにつながっていない場合、AIが紹介している文脈と実際の訪問目的にズレがある可能性があるとされています。
よくある質問
Q. AI経由の訪問者の行動を比較する際に使うデータはどこから取得しますか?
GA4の探索(自由形式)レポートから、参照元/メディア別のセッション数・エンゲージメント率・平均エンゲージメント時間・コンバージョン数をエクスポートして使用します。
Q. AIチャネルのセッション数が少ない場合の比較結果はどう扱うべきですか?
比較結果の信頼性が低くなるため、数字が安定してくるまでは参考程度に扱うべきとされています。
Q. AI経由の訪問すべてを正確に計測できていますか?
いいえ。リファラー情報が送信されないなどの理由で一部はDirectやReferralに埋もれたまま計測され、比較しているのは「AIチャネルとして識別できた分」に限られます。