演習テキスト+スライドで学ぶ

V-B2 Ahrefs Brand Radarを理解する

Ahrefsが提供するAIO可視性計測機能の使い方

このレッスンの狙い:Ahrefs Brand Radarで自社の可視性を確認できる

最終更新: 2026-07-23

この記事の要点

  • Ahrefs Brand Radarで自社の可視性を確認できる
  • Brand Radarが計測する4つの指標
  • 料金と対応範囲
計測ツール実践V-B2

Ahrefs Brand Radarを理解する

既存SEOツールに統合されたAIO可視性計測機能

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Ahrefs Brand Radarは、既存のSEOツールAhrefsに統合される形で提供されているAIO可視性計測機能です。V-B1で触れた「アドオン層」の代表例にあたるこのツールが何を計測し、実際にどう使えば自社の可視性を確認できるのかを、具体的な操作イメージつきで掘り下げていきます。

Brand Radarが計測する4つの指標

Ahrefs Brand Radarは、Share of Voice(SoV)Impressions(表示回数の推計)Citations(引用)Mentions(言及)の4指標を軸に、AI Overviews・AI Mode・ChatGPT・Perplexity・Copilot・Gemini・Grokという幅広いプラットフォームを横断して計測します(出典: Ahrefs公式, 2026年7月)。SoVは特定カテゴリのプロンプト群に対するAI回答のうち自社ブランドが言及・引用された割合を競合と相対比較する指標で、Impressionsは自社が「AI回答内で表示された回数」の推計値にあたります。特徴的なのは、通常のWebサイトだけでなくYouTubeやRedditでの言及も横断して追跡する点で、これは差別化ポイントの一つとされています(出典: Ahrefs公式, 2026年7月)。土台には4億件超のプロンプトデータベースが使われています(出典: Ahrefs公式, 2026年7月)。

料金と対応範囲

価格帯は月額$398(Select platforms)〜$699(All platforms)とされ、既存のAhrefs契約に対するアドオン、あるいは上位プランでの提供という位置づけです(出典: Trakkr, 2026年7月)。既にAhrefsをSEO業務で使っているチームであれば、キーワード調査や被リンク分析のデータと同じ画面で確認できる点が導入のハードルを下げてくれます。

Brand Radarの数字を「3層」で読み解く

Brand Radarのダッシュボードを眺めるときは、V-A1で整理した「Visibility(認知されているか)」「Authority(信頼できる情報源として扱われているか)」「Outcome(実際の成果に繋がっているか)」という3層のKPIモデルに当てはめて読み解くと、数字の意味が整理しやすくなります。SoVとImpressionsは主にVisibility層、自社URLが情報源として扱われたかを示すCitationsはAuthority層に近い指標だと位置づけられます。一方でOutcome層、つまり指名検索の増加や商談への貢献は、Brand Radar単体の画面だけでは見えてきません。この3層のどこを見ている数字なのかを意識することが、ダッシュボードを正しく読み、社内で説得力を持って報告するコツです。Outcome層の確認には、V-B5で扱うGA4・Search Consoleのデータをあわせて使う必要があります。

計測はあくまで「推計値」であることを踏まえる

Brand Radarを含め、プロンプトシミュレーション方式を採る計測ツール全般に共通する注意点として、多くはAI各社のAPI経由でプロンプトを送信しているのに対し、実際のユーザーはブラウザ版・アプリ版のチャットUIを使っており、UI側の安全性フィルタや応答スタイル調整によってAPI経由の結果と実際にユーザーが目にする回答が完全には一致しない可能性がある、という点が指摘されています(出典: Search Engine Land, 2026年7月)。Brand Radarの数字も、実際のAI検索利用実態をそのまま映し出す値ではなく、あくまで定点観測のための推計値だと捉えておくのが安全です。詳しい注意点はV-B9で扱います。

実践ステップ

  1. Ahrefsのアカウントがある場合、Brand Radarの画面を開き自社ブランドを対象カテゴリに登録する
  2. SoV・Impressions・Citations・Mentionsの4指標のうち、まずCitations(引用)の推移から確認する
  3. 競合ブランドを2〜3社、比較対象として同じダッシュボードに追加する
  4. YouTube・Redditでの言及タブがあれば、Webサイト以外での言及状況もあわせて確認する
  5. 確認した数字が「Visibility・Authority・Outcome」のどの層にあたるかを仕分けし、Outcome層はGA4・Search Consoleのデータで補う
  6. アカウントがまだない場合は、公式サイトで機能概要と最新の料金プランを確認し、導入要否をV-B7の費用対効果の考え方とあわせて判断する

まとめ

Ahrefs Brand Radarは、SoV・Impressions・Citations・Mentionsという4指標を軸に、主要AI検索プラットフォームとYouTube・Redditまで横断して自社の可視性を計測できるアドオンツールです。指標を「Visibility・Authority・Outcome」の3層で読み解き、あくまで推計値であることを踏まえて使うと、ダッシュボードの数字に振り回されずに済みます。要するに、Brand Radarは「測って終わり」ではなく「測った結果をどの層の話として扱うかまで含めて解釈する」ためのツールだと捉えてください。アドオン層のもう一方の主役であるSemrush AIツール群は、V-B3で扱います。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. Ahrefs Brand Radarは、通常のWebサイトだけでなくYouTubeやRedditでの言及も横断して追跡する。

Q2. Ahrefs Brand Radarが計測する4指標に含まれないものはどれか。

Q3. Ahrefs Brand Radarのエントリー価格帯として紹介されているものはどれか。

このレッスンのFAQ

Q. Brand RadarのCitations指標は3層モデルのどこに近いですか。

Authority層に近い指標だと位置づけられます。自社URLが情報源として扱われたかを示すためです。

Q. Brand RadarだけでOutcome層(指名検索や商談への貢献)も確認できますか。

できません。Outcome層の確認には、GA4・Search Consoleのデータをあわせて使う必要があります。

Q. Brand Radarが対応しているAI検索プラットフォームにはどんなものがありますか。

AI Overviews・AI Mode・ChatGPT・Perplexity・Copilot・Gemini・Grokの7つを横断して計測します。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

計測ツールAhrefs
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