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IX-A1 世界地図で見るAI検索——「Google一強」はどこまで本当か

「Google一強」はどこまで本当か

このレッスンの狙い:世界全体・デバイス別・国別でGoogleの検索シェアがどう異なるかを理解し、自社が展開する国の検索環境を思い込みでなく確認できるようになる

最終更新: 2026-07-25

この記事の要点

  • 世界全体・デバイス別・国別でGoogleの検索シェアがどう異なるかを理解し、自社が展開する国の検索環境を思い込みでなく確認できるようになる
  • 世界全体では91%台、しかし時点によって動く
  • デスクトップとモバイルで見える景色が違う
総論:世界のAI検索地図IX-A1

世界地図で見るAI検索

「Google一強」はどこまで本当か

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「検索エンジンはGoogle一強」というイメージは、日本国内で仕事をしていると疑う機会がほとんどありません。しかし編IXでは視点を世界に広げ、AI検索時代のデータを国別に見ていきます。最初のレッスンで確認したいのは、「一強」という言葉だけでは説明しきれない凹凸が世界地図の上に存在するという事実です。

世界全体では91%台、しかし時点によって動く

世界全体(全デバイス)の検索エンジン市場シェアは、Google91.27%・Bing4.68%・Yahoo!1.28%・Yandex0.79%・DuckDuckGo0.67%・Baidu0.43%となっています(出典: StatCounter Global Stats, 2026年6月)。一方で同じ2026年でも1月時点の調査ではGoogle90.04%・Bing4.31%という報告もあり、月によって数値が変動する点には留意が必要です(出典: DigitalApplied, 2026年1月)。「Googleは91%」は固定値ではなく、月次で上下する生きた数字だと理解しておくと、他の統計と比較するときに数字の食い違いに戸惑わずに済みます。

デスクトップとモバイルで見える景色が違う

「Google一強」の実感が最も揺らいでいるのはデスクトップ環境です。2026年初頭、Googleのデスクトップシェアは79〜82%台まで低下し、これは過去20年で最も低い水準とされています。一方でモバイルでは依然として93%台のGoogle優位が続いています(出典: 複数メディアの集計記事, 2026年)。

デスクトップとモバイルで異なるGoogleの立ち位置

デスクトップ

  • シェアは79〜82%台まで低下し、過去20年で最低水準

モバイル

  • 93%台のGoogle優位がなお続く

「検索は今もGoogle一強」と語るとき、実は多くの人がモバイルで見た景色だけを根拠にしている可能性があります。自社サイトの流入デバイス構成によって、体感するGoogleのシェアはかなり違って見えるはずです。

「一強」に例外を作る国がある

国別に見ると、米国・カナダはいずれもBingのシェアが世界平均より高いという共通パターンを持っています。複数の出典を横断して観察すると、デスクトップ比率が高い国ほど、Bing・Yandexなど非Google系のシェアが上がる傾向があることも分かってきます(出典: 複数出典の横断観察, 2026年)。この傾向は、後半のIX-B(北米編)で米国・カナダの実数とあわせて詳しく確認します。

世界全体

Google91.27%・Bing4.68%(2026年6月)

デスクトップ

Googleシェアが79〜82%台まで低下

モバイル

Googleシェア93%台でなお優位

米国・カナダ

Bingシェアが世界平均より高い共通パターン

ポイント

「Google一強」は世界平均としては事実ですが、①調査時点、②デバイス(デスクトップ/モバイル)、③国、という3つの条件によって数値の見え方が変わります。海外向けAIOを設計するときは、この3条件をセットで確認する習慣をつけておくと、思い込みだけで戦略を組むリスクを減らせます。

実践ステップ

  1. 自社が展開したい国のStatCounterシェアを確認し、世界平均(Google91%前後)とどれだけ乖離しているかを見る
  2. 同じ国のデータでも調査時点によって数値が変動することを踏まえ、直近1〜2時点を比較する
  3. デスクトップとモバイルのシェアを分けて確認し、自社サイトの主要流入デバイスに近い数値を優先する
  4. Bing・Yahoo!・Yandexなど非Google系のシェアが一定以上ある国では、Google以外への対応可否も検討する
  5. 月次でStatCounterを確認するルーティンを作り、シェアの変化を継続的に把握する

まとめ

世界全体で見るとGoogleは91%前後のシェアを握っていますが、デバイス・時点・国によって見え方は大きく変わります。次のレッスンでは、このGoogle検索そのものの中で起きている変化、AI Overviewsによる「ゼロクリック化」の実態をPew Researchのデータから見ていきます。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. 世界全体(全デバイス)の検索エンジン市場シェアは、Googleが80%台にとどまっている。

Q2. 2026年初頭、Googleのデスクトップシェアはどの水準まで低下したとされるか。

Q3. 米国・カナダに共通するパターンとして本文が紹介しているのは。

このレッスンのFAQ

Q. 「Google一強」という表現は世界平均として正しいか。

世界全体(全デバイス)で見ればGoogleは91%前後のシェアを持ち、平均としては事実です(出典: StatCounter, 2026年6月)。

Q. デスクトップとモバイルでGoogleのシェアはどう違うか。

デスクトップは79〜82%台まで低下する一方、モバイルは93%台の優位が続いています。

Q. 数字の変動を理解する上で注意すべき点は。

「Googleは91%」は固定値ではなく月次で上下する生きた数字であるため、比較時は時点をそろえる必要があります。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

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