III-C2 llms.txtの仕様と書き方
llmstxt.orgが示す正式フォーマットに沿った書き方
このレッスンの狙い:llms.txtを自社サイト用に書ける
最終更新: 2026-07-23
この記事の要点
- llms.txtを自社サイト用に書ける
- 正式仕様はllmstxt.orgの1箇所にまとまっている
- 必須要素はH1見出しだけ
前のレッスン(III-C1参照)で、llms.txtが何のためのファイルかは理解できました。ここからは実際に手を動かすフェーズです。今回は、自社サイト用のllms.txtを実際に書き上げます。仕様はシンプルなので、身構えなくて大丈夫です。
正式仕様はllmstxt.orgの1箇所にまとまっている
llms.txtについては、SEO系ブログごとに微妙に異なる「独自解説」が多く出回っています。まず押さえておきたいのは、正式な仕様はllmstxt.orgという一次情報の1箇所にまとまっているという点です(出典: llmstxt.org仕様書, 2026年7月確認)。迷ったときはブログ記事ではなく、この一次情報に立ち返る癖をつけておくと安心です。
必須要素はH1見出しだけ
一次情報が「必須」としている要素は、実はH1見出し(サイト名またはプロジェクト名)のみです。これだけでも最低限のllms.txtとして成立します。シンプルさこそがこのフォーマットの本質であり、複雑な必須項目を覚える必要はありません。
推奨される4つの要素
必須ではありませんが、実用的なllms.txtにするために推奨されている要素が4つあります。
- ブロッククォートによる1〜2文の短い説明
- 自由記述の補足本文
- H2見出し付きの「ファイルリスト」(
- [リンク名](URL): 説明という書式) - 特別なH2「Optional」——省略しても差し支えないURL群をまとめる場所
実際に書いてみる
言葉で説明するより、実物を見たほうが早いでしょう。仕様に沿った最小構成の例です。H1見出しの直後には、ブロッククォート記法(行頭の記号1つで1〜2文を短く添える書き方)で「AIマーケティング講座を提供する会社。本ファイルはAI向け要約です。」のような説明を添えるのが仕様上の推奨スタイルです。
# 株式会社サンプル
## 会社情報
- [会社概要](https://example.com/about): 設立年・所在地・代表者
- [サービス一覧](https://example.com/services): 提供中の講座
## 講座情報
- [AIO CAMP講座詳細](https://example.com/courses/aio-camp): カリキュラムと料金
## Optional
- [プレスリリース一覧](https://example.com/press)H1で名乗り、その直後にブロッククォートで一言説明を添え、H2でカテゴリ分けしたリンク集を並べる——この骨格さえ守れば、あとは自社の情報に置き換えるだけです。H2見出しでページをカテゴリ分けする狙いは、AIが「どの情報がどこにあるか」を一目で判別できるようにすることにあります。カテゴリ名(上の例では「会社情報」「講座情報」)は自社の事業構造に合わせて自由に決めてよく、llmstxt.orgの仕様上も名称そのものは指定されていません。
書くときに気をつけたい3点
- 掲載するページは10〜20件程度の主要ページに絞る(全ページを列挙すると、かえって何が重要なのかが伝わりにくくなる)
- 各リンクの説明文は「何が書いてあるページか」が一文で伝わるように、固有名詞や具体的な言葉で書く
- 本文ページの内容と矛盾しないよう、サイト更新時にllms.txtも合わせて更新する運用を決めておく
実践ステップ
- III-C1でメモした「AIに知ってほしい主要ページ」10〜20件をリスト化する
- H1にサイト名または会社名を書く
- ブロッククォートで1〜2文の説明を書く
- H2見出しでページをカテゴリ分けし、リンクと説明を追加する
- 優先度が低いページはOptionalセクションに回す
- ルート直下(
/llms.txt)にアップロードし、ブラウザで実際に表示されるか確認する
まとめ
llms.txtの必須要素はH1見出し1つだけで、あとはブロッククォート・自由記述・ファイルリスト・Optionalという4つの推奨要素を組み合わせれば実用的な1本が書けます。難しい専用記法を覚える必要はなく、普段使っているMarkdownの延長線上で書けるフォーマットです。「全文版にあたるllms-full.txtも要るのでは」という疑問がわいた方は、そのままIII-C3に進んでください。
このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. llms.txtで唯一の必須要素はH1見出し(サイト名またはプロジェクト名)である。
一次情報が「必須」としている要素はH1見出しのみです。
Q2. llms.txtの正式仕様が公開されている一次情報サイトはどこか。
正式な仕様はllmstxt.orgという一次情報の1箇所にまとまっています。
Q3. llms.txtに掲載するページ数の目安として推奨されているのはどれか。
掲載するページは10〜20件程度の主要ページに絞るのが推奨されています。
このレッスンのFAQ
Q. llms.txtには全ページを列挙したほうがよいですか?
推奨されません。10〜20件程度の主要ページに絞る方が、何が重要か伝わりやすいとされています。
Q. llms.txtの必須要素は何ですか?
H1見出し(サイト名またはプロジェクト名)のみが必須とされています。
Q. llms.txtの正式な仕様を確認したいときはどこを見ればよいですか?
SEO系ブログの独自解説ではなく、一次情報であるllmstxt.orgを確認するのが確実です。