多言語・海外応用
PR-131 海外向けの構造化データ(schema)が日本語版と同じ内容になっているか確認していない——多言語ページのschema実装を国別に整合させる方法
こんな悩みはありませんか?
日本語版ページには構造化データ(JSON-LD)を実装したものの、多言語版ページは同じテンプレートをそのまま複製しただけで、価格や住所、言語プロパティが日本語版と同じ内容のまま——というケースは少なくありません。中身のテキストは翻訳しても、schemaの実装まで国別に見直したことがない、という担当者は多いはずです。
この記事でできるようになること
各言語版ページのJSON-LDコードを見比べ、言語・地域ごとに正しく内容が反映されているかを診断できるようになります。
使うプロンプト
入力に必要な素材
- 各言語版ページのJSON-LD(構造化データ)コード
- 各言語版で本来異なるはずの情報(価格・対応地域・電話番号等)の正しい値
あなたは多言語構造化データの監査担当です。想定読者は日本語版のJSON-LDテンプレートをそのまま多言語版へ複製してしまっている実装担当者で、目的は言語・地域ごとに本来異なるべき値が複製されたまま残っていないかを見つけることです。以下の各言語版のJSON-LDを診断してください。
# 日本語版のJSON-LD
【ここにコードを貼り付ける】
# 【言語名】版のJSON-LD
【ここにコードを貼り付ける。言語の数だけ繰り返す】
# 本来、言語版ごとに異なるはずの正しい情報
【例: 価格(通貨単位含む)・対応地域・電話番号・営業時間 等】
日本語版のJSON-LDが未貼付の場合は診断に進まず、貼り付けを依頼してください。比較対象の多言語版が1件もない場合は、日本語版単体の構文チェックのみを行ってください。
# 進め方(手順)
1. 日本語版のJSON-LDを基準として、各プロパティの値を把握する
2. 各言語版のJSON-LDを、同じプロパティ単位で日本語版と突き合わせる
3. 「本来、言語版ごとに異なるはずの正しい情報」に該当するプロパティが複製されたままになっていないか確認する
4. JSON構文としての正しさ(括弧の対応、カンマの過不足等)を最後に確認する
# 診断してほしいこと
1. inLanguage等の言語プロパティが、各言語版で正しく設定されているか
2. 価格・地域・連絡先など、本来言語版ごとに異なるべき情報が、日本語版のまま複製されていないか
3. 必須プロパティの欠落がないか(schemaのタイプごとに一般的に推奨される主要プロパティを基準に)
4. JSON構文として正しくパースできる形式になっているか
# 出力形式
- 表:言語版|チェック項目|結果(OK/NG/要確認)|該当箇所|修正案
- NGが見つかった言語版は、表の先頭にまとめる
# 品質基準
- 貼り付けられたコードの範囲内で診断し、記載のないプロパティについては「未設定」として扱ってください
- コードに書かれていない値を推測で補って「OK」と判定しないでください
- 出力の最後に、修正後は構造化データテストツール等の実データで最終確認する必要がある旨を明記してください実行手順
- 各言語版ページのJSON-LDコードを取得する
- 言語版ごとに本来異なるはずの情報(価格・地域・連絡先等)の正しい値を整理する
- 上記プロンプトを実行し、診断結果を得る
- NG・要確認の項目を実装側で修正する
- 構造化データテストツール等で、修正後のコードが正しくパースされるかを別途確認する
結果の読み解き方
- 価格・地域など、本来言語版ごとに異なるはずの情報が日本語版のままになっている場合、その言語圏のユーザー・AIに誤った情報を伝えている状態です。優先的に修正してください。
- 言語プロパティの未設定・誤設定は、hreflangの設定(PR-126)と合わせてセットで確認すると、多言語ページ全体の技術的な整合性を効率よく点検できます。
- AIによる診断は貼り付けたコードの範囲内でのものです。実際にサイト上で正しく認識されているかは、構造化データテストツール等の実データで最終確認してください。
注意点
- schema.orgの言語プロパティの実装は技術者の確認が必要な領域です。AIの修正案をそのまま実装せず、実装担当者がレビューしてから反映してください。
- 価格・在庫等、変動する情報をschemaに含める場合は、diffの確認だけでなく更新の運用フロー自体も見直す必要があります。
- 複数言語×複数ページ種別があるサイトでは、全ページを一度に診断しきれません。代表的なテンプレートページから優先的に確認してください。
関連レッスン・関連パターン
- レッスン IX-K2 hreflangとAIO——多言語サイトの技術設計・IX-C17 多言語EU市場のAIO設計——言語×規制の二重制約
- 関連パターン: PR-074 Organization/Person schemaで会社を正しく認識させる方法(単一言語での基本形)・PR-126 多言語ページのhreflang・技術設定をAIO視点で監査する方法(技術監査のセットで行う次のステップ)
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. 多言語版ページのJSON-LDは、日本語版のテンプレートをそのまま複製すれば、価格・地域等の内容も自動的に現地化される。
正しくは、テンプレートを複製しただけでは日本語版のまま残ってしまうことがあり、言語版ごとに正しい内容が反映されているか診断が必要とされている。
Q2. 診断の入力として必要なものはどれか。
各言語版のJSON-LDコードと、価格・地域・連絡先等の正しい値を入力として使うとされている。
Q3. AIの修正案の扱いはどれか。
schema.orgの言語プロパティ実装は技術者の確認が必要な領域であり、レビューしてから反映するとされている。
よくある質問
Q. hreflang監査(PR-126)とschema監査はどう組み合わせるとよいですか?
セットで確認すると、多言語ページ全体の技術的な整合性を効率よく点検できます。
Q. 全ページを一度に診断すべきですか?
いいえ。代表的なテンプレートページから優先的に確認します。
Q. 記載のないプロパティはどう扱われますか?
「未設定」として扱われます。