多言語・海外基礎
PR-122 日本語版と英語版で、AIに伝わっている情報の量が違う気がする——日英の言及量・情報量ギャップを比較する方法
ChatGPT
Claude
こんな悩みはありませんか?
日本語でAIに聞くと会社概要から強みまで詳しく答えてくれるのに、英語で同じ質問をすると素っ気ない一言で終わる——そんな体感はあっても、実際にどれだけ差があるのか項目単位で比較したことはない、という担当者は多いはずです。感覚だけで「英語版は弱そう」と判断すると、どこから手をつければよいか分かりません。
この記事でできるようになること
日本語・英語それぞれでAIから得た回答を、項目数・具体性・出典の有無という観点で並べて比較し、情報量のギャップを可視化できるようになります。
使うプロンプト
入力に必要な素材
- PR-121等で取得済みの英語での回答テキスト
- 同じ質問セットを日本語で実行した回答テキスト(PR-001等)
あなたはAIOの分析担当です。想定読者は「日本語版は詳しいのに英語版は素っ気ない」という体感を項目単位のデータに変えたいマーケティング担当者です。以下は同じ質問セットを日本語版AIと英語版AIに投げた結果です。この2つを比較してください。
# 日本語での回答
【ここに日本語の回答テキストを貼り付ける】
# 英語での回答(日本語訳を併記)
【ここに英語の回答テキストと簡単な日本語訳を貼り付ける。訳が機械翻訳の場合はその旨を明記する】
いずれかのテキストが貼り付けられていない場合は比較に進まず、不足しているテキストの貼り付けを依頼してください。英語の日本語訳が用意できない場合も、その旨を明記したうえで英語原文のみで比較を進めて構いません。
# 進め方(手順)
1. 日本語・英語それぞれの回答から、言及されている事実・実績を1項目ずつ抜き出す
2. 抜き出した項目を日英で突き合わせ、片方にしかない項目を特定する
3. 出典・引用URLの有無を日英それぞれで確認する
4. 情報の鮮度(実績の新しさ)に差がないかを確認する
# 分析してほしいこと
1. 言及されている事実・実績の項目数を日英で比較する
2. 日本語にはあるが英語にはない情報(逆も)をリストアップする
3. 出典・引用URLの有無を日英で比較する
4. 情報の鮮度(新しい実績が反映されているか)に差があるか確認する
# 出力形式
- 比較表:項目|日本語版の内容|英語版の内容|差分の有無|原因の推測(英語ページに情報がない/情報はあるが拾われていない/不明)
- 所見(3〜4行、貼り付けたテキストの範囲内で)
# 出力例(形式のみ・実際の内容は貼り付けテキストに基づいて置き換える)
| 項目 | 日本語版の内容 | 英語版の内容 | 差分の有無 | 原因の推測 |
|---|---|---|---|---|
| (記入例:導入実績数) | (記入例) | (記入例) | あり | 情報はあるが拾われていない可能性 |
# 品質基準
- 貼り付けた内容にない情報を新たに作り出さず、あくまで比較に徹してください
- 機械翻訳の日本語訳をそのまま事実として扱わず、不自然な訳の可能性があれば所見でその旨に触れてください
- 出力前に、比較表の「差分の有無」が本文の記載と矛盾していないか自己チェックしてください実行手順
- PR-001(日本語)とPR-121(英語)で取得済みの回答テキストを手元に用意する
- 英語の回答は簡単な日本語訳を添えて(AIに訳させても可)プロンプトへ貼り付ける
- 上記プロンプトを実行し、比較表を出力させる
- 差分が大きい項目(日本語にしかない実績・数値など)を洗い出す
- 差分の原因が「英語ページに情報がそもそも無い」のか「情報はあるがAIに拾われていない」のかを、実際の英語ページを見て切り分ける
結果の読み解き方
- 差分の多くが「英語ページに情報がそもそも掲載されていない」場合は、英語コンテンツの拡充が優先課題です。
- 「英語ページには情報があるのに回答に反映されていない」場合は、翻訳の質やページ構造(PR-123・PR-126)を疑う番です。
- 出典URLの有無の差は、英語圏での被引用実績の薄さを示している可能性があります(IX-A6の「引用」の考え方を参照)。
注意点
- AIの回答は変動するため、1回の比較だけで結論を出さず、複数回実行した結果の傾向で判断してください。
- 日英比較はあくまで「AIから見えている情報」の比較であり、実際の英語ページの品質そのものを直接評価するものではありません。次のステップとして実際のページ内容も確認してください。
- 機械翻訳をそのまま貼り付けた比較では、AIが不自然な文章を正しく解釈できずに評価がぶれることがあります。
関連レッスン・関連パターン
- レッスン IX-A6 「言及される」と「引用される」は別物——一致率6〜27%の意味・IX-K3 多言語コンテンツの実務——翻訳ではなく現地最適化
- 関連パターン: PR-121 海外向けAIでの自社言及をチェックする方法(この記事の入力データを作るステップ)・PR-123 多言語ページの品質をAIOの観点で診断する方法(差分の原因を掘り下げる次のステップ)
確認テスト
選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。
Q1. 差分の原因が「英語ページに情報がそもそも無い」のか「情報はあるがAIに拾われていない」のかは、実際の英語ページを見て切り分ける必要がある。
記事は差分の原因を実際の英語ページを見て切り分けるよう述べている。
Q2. 出典URLの有無の日英差が示唆しうるものはどれか。
出典URLの有無の差は英語圏での被引用実績の薄さを示している可能性があるとされている。
Q3. 機械翻訳をそのまま貼り付けた比較の問題点はどれか。
機械翻訳をそのまま貼り付けると、AIが不自然な文章を正しく解釈できず評価がぶれることがあると注意されている。
よくある質問
Q. 日英比較は英語ページの品質そのものを直接評価しますか?
直接評価はしません。AIから見えている情報の比較にとどまり、次のステップで実際のページ内容も確認する必要があります。
Q. 1回の比較だけで結論を出してよいですか?
いけません。複数回実行した結果の傾向で判断する必要があります。
Q. 情報はあるのに回答に反映されない場合、何を疑うべきですか?
翻訳の質やページ構造を疑うべきとされています。