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VIII-I4 物件情報をAIに正しく渡す―RealEstateListing構造化データの実装

RealEstateListing構造化データの実装

このレッスンの狙い:RealEstateListing型の必須プロパティ(datePosted・leaseLength)とWebPage/CreativeWorkから継承される属性の関係を理解し、自社物件ページの実装優先順位を判断できるようになる。

最終更新: 2026-07-25

この記事の要点

  • RealEstateListing型の必須プロパティ(datePosted・leaseLength)とWebPage/CreativeWorkから継承される属性の関係を理解し、自社物件ページの実装優先順位を判断できるようになる。
  • 固有プロパティはdatePostedとleaseLengthの2つだけ
  • 実装だけでは終わらない
不動産VIII-I4

物件ページの情報はAIには「ただのテキスト」

RealEstateListing構造化データの実装

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物件ページに掲載されている価格・住所・間取りは、人間が読めば理解できても、AIにとっては「ただのテキスト」でしかありません。この情報をRealEstateListingという構造化データで機械可読な形にすることで、AIが物件情報を正確に読み取れるようになります。

用語解説

「RealEstateListing」とは、schema.org(検索エンジン各社が共同運用する構造化データの語彙集)が定義する、不動産物件の掲載情報を表すための型です。Thing→CreativeWork→WebPageという継承関係を持つWebPageの一種として定義されています。

固有プロパティはdatePostedとleaseLengthの2つだけ

RealEstateListing型が独自に持つプロパティは、datePosted(掲載日時)とleaseLength(賃貸借期間)の2つのみです(出典: schema.org公式, 2026年7月確認)。価格・住所・面積といった他の物件属性は、継承元のWebPage/CreativeWork/Thingが持つプロパティや、Offer等の関連する型を組み合わせて表現します。たとえば価格はOffer型のpriceプロパティ、所在地はWebPageが継承するThingのaddressプロパティ、というように既存の汎用語彙を寄せ集めて1つの物件ページを表現するイメージです。

RealEstateListing実装の流れ
  1. 継承関係(Thing→CreativeWork→WebPage→RealEstateListing)を理解する
  2. 固有プロパティ(datePosted・leaseLength)を設定する
  3. 価格・住所等はOffer等の関連型を組み合わせて表現する
  4. テスト用ツールで構造化データの妥当性を検証する
  5. 本番ページへ反映し、定期的に情報を更新する

「掲載日時」と「賃貸借期間」という2つの固有プロパティだけで足りるのか、と意外に思うかもしれません。しかし、これは裏を返せば、既存のWebPage・CreativeWork・Offer等の汎用的な語彙をどれだけ正確に組み合わせられるかが実装の質を左右するということでもあります。物件種別ごとに専用のスキーマを新設するのではなく、汎用語彙の組み合わせで表現する設計思想を理解しておくと、他の関連型を調べるときにも応用が利きます。

実装だけでは終わらない

I-3で触れたとおり、構造化データは前提条件であって十分条件ではありません

注意

RealEstateListingを実装しても、価格や間取りが古いまま更新されていなければ意味がありません。表示規約が求める更新頻度(I-6で扱います)と合わせて、構造化データの中身も定期的に更新する運用を組み込んでください。

実践ステップ

  1. 自社の物件ページ1件を選び、現在の構造化データ実装状況を確認する
  2. datePosted(掲載日時)が正しく設定されているか確認する
  3. 賃貸物件の場合、leaseLength(賃貸借期間)が設定されているか確認する
  4. 価格・住所・面積等がOffer等の関連型で正しく表現されているか確認する
  5. 構造化データのテストツールで妥当性を検証する
  6. 全物件ページへの展開スケジュールを立てる
  7. 成約済み・削除済み物件のデータが残っていないか定期的に棚卸しする

まとめ

RealEstateListingの実装は、固有プロパティであるdatePosted・leaseLengthと、継承元から使える汎用プロパティの組み合わせがポイントです。ただし実装して終わりではなく、情報の鮮度を保つ運用とセットで考える必要があります。次のI-5では、構造化データだけでは表現しきれない「信頼」をどう積み上げるか、E-E-A-Tの観点から扱います。

このレッスンはテキストとスライドで学べます。スライドは上のビューアからご覧ください。

確認テスト

選択肢をクリックすると、その場で正誤と解説が表示されます。

Q1. RealEstateListing型が独自に持つ固有プロパティは、価格・住所・面積を含む5つ以上ある

Q2. RealEstateListing型が独自に持つ2つの固有プロパティはどれか

Q3. RealEstateListing型の継承関係として正しいものはどれか

このレッスンのFAQ

Q. RealEstateListingとは何ですか。

schema.orgが定義する、不動産物件の掲載情報を表すための型で、WebPageの一種として定義されています。

Q. 価格や住所はどのように表現しますか。

継承元のWebPage/CreativeWork/Thingが持つプロパティや、Offer等の関連する型を組み合わせて表現します。

Q. 実装して終わりでよいですか。

いいえ。構造化データは前提条件であって十分条件ではなく、価格や間取りが古いまま更新されていなければ意味がないため、定期的な更新が必要です。

監修:鈴木晋介(株式会社WEBMARKS 代表取締役)

業種別AIO実践不動産
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